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景表法ガイド

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景表法とは?

景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)は、消費者が商品・サービスを適切に選択できるよう、虚偽・誇大な広告表現を規制する法律です。 EC事業者が商品ページやSNS広告で使う表現が対象になります。

2024年10月施行の改正直罰規定が新設されました。従来は「措置命令→是正しない場合に罰則」という流れでしたが、 改正後は措置命令なしに直接100万円以下の罰金が課される場合があります。中小EC事業者にとっても「知らなかった」では済まない状況です。

⚠ 2024年10月 直罰規定施行

景表法5条違反(優良誤認・有利誤認)に対し、消費者庁が直接罰金を科せるようになりました(100万円以下)。 セール告知・比較広告・No.1表示の際は特に注意が必要です。

景表法5条の主な違反類型

第5条
第1号

優良誤認(品質・性能・効果の誇大表示)

商品・サービスの品質・規格・効果が、実際よりも著しく優良であると示す表示。
「合理的な根拠」(試験データ・調査結果等の客観的証拠)がない最上級・断定表現は違反になります。

日本一〇〇 No.1(根拠なし) 農薬ゼロ(未確認) 医師推薦(同意なし) 臨床試験済み(虚偽) 〇kg痩せる(根拠なし)
第5条
第2号

有利誤認(価格・条件の誇大表示)

商品・サービスの取引条件(価格・数量・サービス)が、実際よりも著しく有利であると示す表示。
二重価格表示・比較広告・割引表示には厳格なルールがあります。

定価〇〇円→割引(架空定価) 通常価格比〇%OFF(根拠不明) 他社比較(恣意的選択) 限定〇個(在庫潤沢)
8種
告示

指定告示(8種類)

消費者庁が告示で指定した特定の違反類型です。特に以下が頻出します:

おとり広告告示 二重価格表示告示 不動産二重価格告示 有利誤認告示

業種別・よくある違反表現

業種代表的なNG表現判定のポイント
食品・飲料 「日本一おいしい」「農薬ゼロ」「無添加(完全ではない)」 最上級表現は消費者庁への合理的根拠提出が必要。「無添加」は全添加物ゼロを意味する
化粧品・美容 「10歳若返る」「ニキビが消える」「医師・皮膚科医推薦(同意なし)」 化粧品の効能は薬機法でも規制。医師推薦は本人同意+根拠必要
健康食品・サプリ 「〇kg痩せる」「血糖値が下がる」「臨床試験で効果を確認(虚偽)」 健康への効能効果は薬機法違反にもなる。根拠のない数値的効果表現は最高リスク
家電・電子機器 「業界最高スペック(根拠なし)」「他社比3倍の性能(恣意的比較)」 比較広告は比較対象・条件・時点を明示する必要あり
住宅・リフォーム 「工事費無料(別途請求あり)」「最安値保証(条件未開示)」 おとり広告告示・二重価格告示に該当しやすい業種
サービス全般 「顧客満足度No.1(調査根拠不明)」「業界最多実績(未確認)」 調査機関名・調査方法・対象期間の開示なしでは優良誤認

広告を出す前のセルフチェック5項目

1
最上級・断定表現を使っているか?
「日本一」「No.1」「最高」「絶対」等 → 使うなら合理的根拠(調査データ)を添付
2
価格比較・割引表示をしているか?
「定価→セール価格」「〇%OFF」等 → 基準価格が実際に販売されていた価格か確認
3
第三者(医師・専門家)の推薦・お墨付きを掲載しているか?
本人同意を書面で取得済みか?実際の推薦内容と広告表現が一致しているか?
4
健康・美容への効能効果を謳っているか?
サプリ・化粧品の「〇〇が改善する」等 → 景表法+薬機法の双方を確認
5
「限定〇個」「残り〇点」の在庫表示をしているか?
実際に在庫が少ない場合のみ使用。虚偽の限定・緊急性煽りはおとり広告告示に該当
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